荒野に鍬を突き立てるように

「地方でコスト低くIT起業できる」のようなニュースが一時取り上げられたけれど、そこでいう地方は大抵の場合は地方の中でも中核都市、群馬であれば県庁所在地の前橋や商業盛んな高崎辺りを指すらしい。

今いる地域は地方というよりも田舎や山間部といった表現がおそらくは最適なものだと思う。
東京から戻って1年と少々、今はどうやって生き残っていくのか毎日考えてる。

今抱えている問題をダラダラと羅列してみたいと思う。他の地域にUターンして事業を起こしたいといった人の一助になればと思う次第。

人材の問題

田舎といえどもフリーランスのデザイナさんやいわゆるweb屋さんはいらっしゃる。どうやって連携をとっていくのかのは重要な要素になってくる。この辺りはまだ上手く回せていない。そこまで地域の仕事を積極的に取りにいっていない、といった事情もある。

実際に難しいのは、そういった人たちと組んだ場合の最低限必要な予算をクラインアントが提示する予算に大きな乖離がある点だ。地域全体を通してITの仕事への理解度は予想どおり低い状態なので、こういった乖離をどうにか解決していくとか、予算内で収まる範囲で最低限のものを組むといった対応が必要になってくる。

この辺りはそもそも一緒に作業をできる人を増やすとか、理解してもらえるような何か機会を設けられれば〜といった対応を具体的に考え始めている。例えば、うちで採用している(一般的な)開発ツールの使い方や活用方法の勉強会を開くとか、そういったこと。

もう1つ考えなければならないのは、将来の人材をどう用意していくのか?といった事情。若者はどんどん都会に出て、尚且つ戻ってこないのでこちらの問題の方が深刻かもしれない。しかしこの問題はIT云々の話でもないのだった。

周辺地域の事業者さんとWebサイトについて

うちだったら流石に納品できないレベルのWebサイトが新設されたり、バグの確認が最低限行われずにリリースされている事案を複数目撃している。デザイン云々の定性的なものでなく、現状の業界標準?に照らしてオカシナものが多い。

  1. 2012年なのにテーブルレイアウトで納品(管理画面とかじゃない)
  2. テーブルレイアウトなのにW3CのHTML validationをクリアしたマークが貼ってある
  3. 大写しの画像の代替テキストが全く無くて情報がインデックスされない
  4. 基本的なHTMLの構文を誤用したままリリース
  5. 存在しないHTMLの属性が指定されている

「それチェックツールで検証すれば分かるよね?」「HTML大丈夫ですか?」といったレベルの状態で実際にリリースされている。ITに明るくない方に説明するなら見た目はいいけど本来のルールとしては誤りが多いことから「姉歯物件」とでも呼ぶといいかもしれない。

例えば「ITよくわかっていないけど社内で頑張って内製しています!」といった事業者さんは引き続き頑張っていただければいいと思う。しかし上記の作業を行なっているのはどうやらwebサイト制作としてお仕事をとっているらしいので、もう正直どうしたものかな?と思っている。

うちの関わる仕事ではないので本来なら構わないけれど、泣くのはクライアントさんなのでこういったことを平然と行う事業者さんがいることが信じられない。原因は作っている人間の不勉強なんだから。この田舎でこれからも継続的に事業を行なっていくのであれば、同じIT系の事業者として扱われたくないというのが1つと、そもそも正しくないもので事業が行えてしまうという不健全な状態はどうにかしていく必要があると感じている。

地域との関わりについて

10月を目処に、地元である東吾妻町商工会青年部に加入してみた。そういったところから地域との関わりは必要になってくる。その他にもFacebookを通じて各種イベントにお誘いいただいたり、飲み会にお誘いいただいたりといったことはある。

これはバランスの問題になるんだろうけど、そういったイベントやら何やらに積極的に参加していいものかと最近思う。そちらに過剰に時間を割いてしまえば事業主としては単価を上げざるを得ないし、参加しなさすぎれば、ちょっと都合悪いよね。

地域全体のことを考えるなら、余暇時間はある程度新しい技術情報の確認やスキル習得に費やしたほうが方法論としては正しいんだろうな。Webプログラマ、この辺りは自分しかいないようなので。

この辺りは単価の問題と関わってくるので上手くバランスを取らなければいけない。

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